「君の名は。」ロケ地(じゃないところ)めぐり@飛騨古川

投稿者: | 2016年9月26日

▲町のいたるところに、「君の名は。」のポスター!

▲町のいたるところに、「君の名は。」のポスター!


同じ岐阜県だし、ついでに行けば一石二鳥じゃん!

岐阜・大垣へ演劇稽古を見に行き、感想記事の下書きをしながら、僕はそう考えていた。
この時、僕はまだ気づかない。

岐阜は広いということに。

アホか!

……ということで、一泊二日の岐阜県トリップ、二日目は「君の名は。」のロケ地めぐり。
片道3時間超かけて、聖地巡礼に行ってきました!

当日、Twitterでは僕のテンションの上がったツイート、というかもはや「叫び」が、次々と流れていましたが…
記事執筆時点で、帰ってきて1日。改めて直感で感想を言うと…

巡礼者、多すぎるだろ!!!!!

いやあ、多い多い。

聖地を探していると、そこかしこに人、ひと、ヒト。
そして、写真のシャッター音があちこちで聞こえてきます。

タクシー乗り場、

図書館の中。

こんなとこに(普段はこんなに大勢が)いるはずもないのに。

駅を撮ったときなんか、存在自体は何の変哲もない跨線橋の上に、人の群れがズラーっと。
別の角度から見ると、カメラやスマホ向けてる人がたくさんいてビビる。
まあ、自分もその一部なんだけれども!

ということで(?)、僕は、他人と違うことをしたがるアマノジャク。
(本当は大学生とかの、元気がいい集団が苦手なだけです。コミュ障なのです。)

せっかくなら聖地巡礼スポットじゃないところで、好きな場所を挙げてみたいと思います。

◆古い町並みと酒屋さん
dsc_1957
月並みな言葉ですが、なんでしょう、この懐かしさを覚える景色。
水路には鯉が泳いでいました。落ち着けます。
dsc_1959

町並みがワンパターンでなく、道一本ごとにいろんなものが見えてくるのも新鮮。
たとえば、こんなものも突如現れました。なんで!?

▲ラピュタに出てくる面々。観光マップにもしっかり書いてありました。

▲ラピュタに出てくる面々。観光マップにもしっかり書いてありました。

また、飛騨古川では「蓬莱」や「白真弓」という地酒も有名なんだとか。
それぞれ違う酒蔵で造られてますが、この二軒、ほぼお隣同士!
それぞれ行って、美味しそうなお酒をたくさん買ってしまいました!
後日ゆっくり呑めるのを、ひそかに楽しみにしておきます…!

*追記:後日談もよかったら。
口噛み酒がなければ、にごり酒呑めばいいじゃない!

◆さくら物産館
dsc_1989

上で挙げた町並みを通り過ぎていくと、突然見えてくるお土産屋さん。
「君の名は。」の展示だけでなく、館内BGMは「君の名は。」の劇伴だし、
組紐づくり体験までやってるし(たくさんの参加者!)、
さらには、気多若宮神社の祭りの時に作られた瓶子まで売っている!(※)

▲モデルとなった場所と比較してる!

▲モデルとなった場所と比較してる!


「君の名は。」の展示や、「応援しています!」とポスターを掲げているお店は多かったけど、
さくら物産館は気合の入り方が段違いのようでした。
ファンとしては、やっぱりうれしい。

そしてここにいるおばちゃんたち、元気で優しくて、とってもおしゃべり。
「~~やよ。」って生で聞けたことに、こっそり感動…!

※気多若宮神社、瓶子とは?
「君の名は。」でヒロイン・三葉の実家である神社。そのモデルとされているのが「気多若宮神社」です。
作中で鍵となる口噛み酒を入れた瓶を「瓶子」といい、これも本物に限りなく近い形で、作中に描かれています。

▲これが瓶子。それもまた結び。(公式ビジュアルガイドより)

▲これが瓶子。それもまた結び。(公式ビジュアルガイドより)

◆飛騨市図書館
飛騨市図書館は「聖地」じゃん!ここに書くのは「聖地以外」って言ったのに!
まあ待って…!飛騨市図書館、かなり面白いスポットです。
図書館としては異例の攻めた取り組みを、たくさんやってます。

こんなのとか。

▲図書館ってポケモン出るの!?出ていいの!?

▲図書館ってポケモン出るの!?出ていいの!?

こんな企画展もありました。

▲本の冒頭をカバーにして貸出。おしゃれ。

▲本の冒頭をカバーにして貸出。おしゃれ。

さらにはこんなのも。ツイートしたくなっちゃうじゃん! #飛騨市図書館きたよ っと。

司書さんの中に、ネットカルチャーにものすごく敏感な人がいるとしか思えません。
「君の名は。」の聖地として、館内の撮影許可が取れる!ってのは知ってましたが、ここまでとは。
もっとゆっくり、数時間かけて探索してみたい場所でした。

◆ただ撮って、帰るだけじゃもったいない場所!
まだまだ挙げたい「聖地じゃないスポット」はたくさんありますが、ひとまずここまで。
他にもたくさん行ったけど、バッテリー切れで写真が撮りきれなかったのが心残り。
でもその代わり、たしかに心に刻まれた場所でした。

行ってみてわかったことは、なんだろう?

やはり月並みな言葉ですが、飛騨古川の隠れた魅力
東京在住の僕からすると、内陸地なのでアクセスが難しく、
「岐阜?ああ、白川郷あるよね。」くらいにしか思ってなかったんですが、
「君の名は。」をきっかけに来ることができて、予想外、作品以上の発見もすることができて、よかった!

今度は、もっと時間をかけてゆっくりと、広く奥まで行ってみたいなあ。
「君の名は。」のフィーバーが落ち着いて、こそこそ行けるようになったら、宿でも取ろうかな!