radikoタイムフリーで、耳の選択肢がまたひとつ

投稿者: | 2016年10月14日

ラジオ番組をパソコンやスマホで聴くためのツールとして「radiko」(ラジコ)はすっかり有名になったけれど、
そのradikoに先日、大きなアップデートがありました。

放送後1週間以内なら、時間や場所に縛られることなく、番組を聴き直せるというタイムフリー機能
これ、アップデートどころか革命じゃん!と思いながら、さっそく使ってみました!

▲詳しい使い方はradikoの公式ページでご確認を!

▲詳しい使い方はradikoの公式ページでご確認を!


◆聴き逃した番組が聴ける!
僕が聴きたいラジオ番組、深夜に集中していることが多いし、
「毎日、毎週聴く」というより、「聴きたい回、あのゲストが出てる日だけ聴く」みたいなことが多いので、
どうしても聴き逃しが起きるし、後追いになってしまうことのほうが多いのです。

でも、そういう人、多いんじゃないかなあ?
ラジオを聴くことが習慣にない人に、タイムフリーはかなりおすすめです!
聴き逃してもがっかりせず、安心できるって重要だと思います。

また、リンク共有もできるので、放送前はぜんぜん知らなかった番組でも、
Twitterのタイムラインで盛り上がってたら、あとから聞いてみることも可能!
たとえば、こんな感じに共有できるわけです。

しかも、リンク共有時に「聴かせたい箇所」を開始地点にできるという、親切設計付き。
上記のツイートの場合、リンクは「http://radiko.jp/#!/ts/FMT/20161012231600」となっていて、
末尾の数字が「聴き始めたい日時」となっています。

そのため、上記のリンクをクリックすると、
FMT(TOKYO FM)の「2016年10月12日 23時16分00秒」の時点から再生される仕組み。
シークバーもついてるし、長時間聴かずとも、ハイライトができるってわけですね!

◆で、今書きながら、どの番組聴いてるの?
便利な「タイムフリー」。僕も昨日はよく使わせてもらったのですが…
今はニコニコ生放送を流しながら、記事を書いています。
さっきまでは「君の名は。」の劇伴聴いてました。

そう、タイムフリー、速攻で飽きています。
だって、聴きたい番組が特にないから。

Twitterで面白い番組のリンクが流れてきたりすれば別ですが、
ラジオなんてそもそも聴取習慣がないし、
「実はラジオって面白いんですよー!」って言われて、それはそうなんだろうけど、
わざわざ自分から過去の番組聴きまくって、探すほどじゃないんです。

どうやったら面白い番組、自分の好きな番組と出会えるんだろう。
Twitterで#radikoタイムフリーでマニアックな番組をシェアした奴が優勝みたいなタグとか、
「ラジオ情報センター」みたいな案内番組ができたりはしてるけど、
わざわざじっと見るほどじゃないなあ。

◆先入観と習慣
やっぱりラジオ番組って一本が長いと思うのです。
そのわりに、ちゃんと内容があるから、ずーっと聴いてなきゃいけない気持ちになるんです。

そういう部分があって、僕はまだ、作業用BGMにできないなあ。
もちろん、ラジオに対する先入観はあるし、ラジオを聴く習慣がこれから作られる可能性もあるんだけど。

もっと瞬間的に楽しめて、もっと受動的に楽しめる仕組みがほしい。
自動的に好みの、作業用BGMにできるラジオが流れてきてほしいなあ。
あるいは本屋さんの本棚のような、ぼーっと眺めてて出会いがあるような、そういう仕組み。

◆ラジオの価値を見直せる一撃であってほしい!
とはいえタイムフリーの開始は、今までどうやってもテレビに負け、さらにスマホにも負けてきたラジオが、
復活の狼煙を上げた機会です。

目を使うメディアはすでにたくさんの選択肢がありますが、耳を使うメディアはまだまだ少ない。
聴取時間に縛られることがなくなった今、ラジオはiPod(音楽プレーヤー)と同じ土俵に立ちました。

さあ、どうなるんでしょうか?
今後のラジオ業界、楽しみです!

…って言いながら、「スッキリ!」見始めました。すみません。